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吉田川の巻
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▲鶴巣中から少し南にある、鳥屋(とや)八幡古墳全体図。

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▲鳥屋八幡古墳。前方より。

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▲大和浄水場から竹林川に放流されている水。微生物が汚れを食べているんだよ。基準のBOD20mg以下の水です。

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▲二子屋橋から下流方向にむかって。暴れ川で、これまで何度も氾濫しました。「平成の洪水」のあと、鹿島台町のまわりにもう一つの堤防(二線堤)を作っています。

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▲元禄潜穴について説明した看板。

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▲元禄潜穴穴尻(あなじり)。品井沼の水はけをよくするため、トンネルを掘って沼の水を松島湾へ抜きました。当時としてはむずかしい工事だったそうです。

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▲鶴田川を吉田川の下で通す幡谷サイフォン。この先が高城川の流れになるんだよ。

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▲吉田川と鳴瀬川の合流点。手前が吉田川。カモがいっぱいいます。
 
  川の名前の由来
吉田川にはかつて鉱水が流れ、黒い川であったことから、黒川郡のあたりは「黒川」の地名がつけられたと考えられています。
『続日本紀(しょくにほんぎ)』のなかで郡の名前が歴史上初めて示されていたので、742年以前に郡が成立していたと考えられています。


  川の全体像
吉田川は、奥羽山脈船形連峰(おううさんみゃくふながたれんぽう)の北泉ヶ岳(1,253m)を水源としています。宮城県のほぼ中央を西から東に流れ、石巻湾(いしのまきわん)の河口より800mほど上流で鳴瀬川と合流し、太平洋に注いでいます。長さは約37km。河口あたりは護岸も整備され、休日には釣りを楽しむ姿が見られます。


  歴史とくらし
元禄10年(1097年)吉田川の遊水池だった品井沼(しないぬま)の干拓が計画され、元禄潜穴(げんろくせんけつ)が作られました。また、明治の末には、品井沼周辺の洪水を松島湾に流すため、新たに明治潜穴を作っています。
大正の終わりから昭和15年までの間に、品井沼流域を鳴瀬川から分離するための工事、鳴瀬川の洪水が吉田川に逆流するのを防ぐ工事、吉田川と立体交差する幡谷(はたや)サイフォンが設置されました。現在は、南川ダム等によって流量を調節しています。
この吉田川の流れに沿って広がる肥沃(ひよく)な耕土は、日本一のササニシキ、ひとめぼれを産する県内でも有数の米作地帯です。以前は、毎年のようにやってくる、干ばつと洪水に襲われる「災害の川」でしたが、人々が総力をあげて戦った結果、現在の「人々に大きな恵みを与えてくれる川」になったのです。

  自然と生き物
鳴瀬川・吉田川の水源、奥羽山系は、ブナ林をはじめ豊かな緑と良い自然環境が残され、ツキノワグマ、カモシカなどの野生動物がすんでいます。
そこから流れ出る水は川となり、私たちに潤いを与えてくれるとともに、多くの生物たちの生活の場となっています。えさを求めて円を描くトビ、毎年、川を上ってくるサケ、海を越えてくる渡り鳥など、さまざまな生物が暮らしているのです。
また、鳴瀬川、吉田川は、葦(ヨシ)原が広がり、ヤナギなどの植物も多く群生しています。そのため、オオタカ、青色のきれいなカワセミ、緑色のほのかな光を放つゲンジボタル、天然記念物のマガンなどの貴重な生物が生息しています。
また、この他にもホンドタヌキや、ホンドキツネ、ホンドイタチ、ニホンアマガエル、ニホンアカガエルなどといった哺乳類や両生類も生息しています。キツネやイタチ、タカなどが住むということから生物間でのバランスがとれ、自然環境も豊かであるということが分かります。